現代書道は、もはや記号と化した文字から離れて、筆触にこめる「言葉の表現」を志向しています。書は、筆触があることから「書き手の心を表す心象の美」であり、すでに平安期からメディアアート!!でした。「言葉の表現」は、人と人との情感が響きあうことを可能にします。その表現を自在にできるまで昇華する「書」の創作や錬成が、生みの苦しみではなく、喜びになるという稀な芸術です。
古来「書は無音の響き、無形の象(かたち)」と言われているように書道はいわば、音楽でもあり美術でもあるということの意とも捉えられるかもしれません。書を体験することで、それぞれに解釈してみてください。
アート作品への挑みともいえる創作書道は、書の錬成や古典の臨書で吸収し蓄積した筆触の知覚を、知と感と美のエネルギーとしてスパークさせることです。とりわけ「言葉の表現を志向する」かな(仮名)の筆触は、心象の美が言葉の響きと出会い時空と対峙することで、インスピレーションをかきたてる創造行為なのです。
書の古典とは、日本では平安時代などに書かれた名筆を言います。古典を書き手の情況や思いを想像しながら、細部まで見て考え、そっくりに学ぶことを臨書と言います。文字は、人が長い時間をかけてつくったものであるので、古典臨書をすることは文字の原点にふれながら日本文化の美意識を育むことにつながります。また、書き手の心象と出会えるか?というエモーショナルな体験ともなります。
習書するエクササイズへの集中は、精神作用を営む頭の中に、日常とは別の"スペース”をつくり出し、そこで書に専心することへの経験価値は、「書けた!作品できた!嬉しい!」の達成感となる、まさに脳内スポーツともいえる爽快さをもたらしてくれます。
Profile:
1969年 東京都新宿区生まれ
専修大学文学部国文科卒
日本書道専門学校卒
師事:仲川恭司氏、水野精一氏、松吉久美子氏
1995年~1999年 ニューヨーク、ボストンを活動の拠点とし米国人アーティストやミュージシャンと共作。
ニューヨーク日本クラブ、読売文化センター、日本法人、海外法人等にて書道講師。
永久保存作品:
在米国アトランタ日本総領事公邸
サンフランシスコアジアアート美術(米国)
デンバー美術館(米国)
アッシュ&モリーン美術館(英国)
Exhibitions:
1997年 銀座ミューズアミューズ画廊
1999年 サンフランシスコ在日本総領事館公邸
2003年 アートサロン毎日/研修視察団連刻会書展
2010年 銀座清月堂画廊/社中展 等。
Pranning:
国内外の文化施設、商業施設、宿泊施設における書・アートワークの企画・制作。
書作品の空間コーディネイト及び額装、掛軸のデザイン。
会社、団体のイベント・パーティーにおける席上揮毫の企画・演出。
Media Works:
− 右 上段 −
AERA 「死語にしたくない日本語」
AERA 「特集:ニッポン流儀」
− 右 中段 −
城の崎温泉「銀花」 ポスター/屋号/グッズ
日本テレビ放送ドラマタイトル 「好き?」
− 右 下段 −
日経流通新聞題字「人」
CANDELAライブ 於スイートベイジル東京
稽古日
第1、第3 土曜日 新町教室
15:00~17:00 数名空有り
17:30~19:30 新設につき空有り
第2、第4 水曜日 新町教室
17:30~19:30 数名空有り
月謝[月2回/雑費込]
初心者 7500円
中級者 8500円
上級者 10000円
個人指導
10000円@2.0h
出張指導
法人の社員サークルや研修・10名程度迄
30000円@2h
稽古場
稽古場で、練習できます。
書道展出品のための大型作品の錬成も可。
世田谷区新町教室
世田谷区新町1丁目18番15号
最寄り駅 桜新町12分
自由が丘駅 東急コーチで深沢小学校前から2分
お問い合わせ
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